平成24年度宮崎県地域づくり顕彰 地域づくり優秀賞 のべおか「第九」を歌う会 会長 佐藤道男


選考ポイント

今後の進展がおおいに期待されるもの



01.概要

 趣向を凝らした特色豊かな朝市を県庁楠並木通りにおいて毎月2回継続して開催し、新たな賑わいを創出するとともに、宮崎を代表する朝市として定着させ、宮崎のPRをはじめ地産地消の拡大や地域の活性化に貢献している。

02.活動に対する主な評価

平成19年に東国原知事就任による宮崎ブームを一過性のもので終わらせず持続可能な発展につなげるため、新たな宮崎観光の魅力を創出しようと、県内民間団体で構成する同実行委員会が設立され、この年の10月から毎月第1、第3日曜に定期的に県庁並木通りで朝市を開催している。


地元高校生による農産物販売やバンド演奏など地元学校とのコラボ企画や、地元ボランティアによるひょっとこ踊り練り歩きなど、毎回、趣向をこらしながら特色豊かな朝市を開催し、新たな賑わいを創出している。


工夫を凝らした企画などが評判を呼び、平均4千人を集客する宮崎を代表する朝市として定着し、宮崎のPRをはじめ地域の活性化や地産地消に拡大に貢献している。


朝市は、行政からの支援は受けず出店者の出店料だけで自主的に運営されている。


宮崎農業高校の生徒を職場体験学習として朝市に参加させるなど、人材育成の観点も大事にしている。


類似の取り組みとして平成22年から宮崎中心街で「街市」がスタートするなど、楠並木朝市の取り組みが波及し広がりもみせている。


東日本大震災の際は、義援金ライブの開催や、交流のあった岩手県釜石市から水産組合を招き水産物の販売を行うなど復興を支援し、口蹄疫の際も、非常事態宣言が解除させると同時に朝市を再開し、その際の知事の試食風景が大きく取り上げられるなど、復興に向けた力強いメッセージを発信する場ともなった。


03.活動に関する主な受賞歴

なし


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