地域づくり奨励賞
一里山地区ふるさとづくり推進協議会

選考ポイント

今後の進展が
大いに期待されるもの



01.概要

 地域住民一丸となって集落内の景観形成と農業用施設の保全管理活動を実施することにより、集落内の耕作放棄地を解消するほか、「九州一のシバザクラの里」として全国から注目されるなど、地域の活性化に貢献した功績。

02.活動に対する主な評価

・宮崎市高岡町にある一里山は、市町村合併によって取り残された地域とならないよう、一里山地区の2つの公民館長が協力して、合併当初から危機感を持って取組を推進してきた。
・来年で活動10年目を迎え、今では九州一のシバザクラの里として、年間1万人を集客するまでに浸透している。
・シバザクラの面積は年々拡大しており、第二の里もできたところであり、今後も植栽面積を拡大していく予定であることから、更なる発展が期待できる。
・集落82の全世帯が協議会メンバーであり、地域の方がつくった苗を地域の方が植栽していくという、まさに自主的で主体的な取組を推進している。
・毎年シバザクラの開花に合わせ、4月に開催している「シバザクラまつり」は、全て地域住民のボランティアで準備、運営を行っており、祭り期間中には、地元採れ農産物やシバザクラ等の苗の販売を行い、地元農家の増収に繋げている。
・活動の発端でもある水路・農道路肩・法面の整備・補修等については、協議会の年間行事としてスケジューリングし、メンバー全員の意識共有を図っており、地道な活動を継続している。
・集落には担い手世代が15人程度いるほか、シバザクラの植栽は土止めの効果もあるため、農業が主力産業である地域のニーズにも合致した取組であることから、今後も継続した取組が期待されている。

03.活動に関する主な受賞歴

・第25回全国花のまちづくりコンクール 花のまちづくり優秀賞(H27)


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