「日本の祭り」の仕組みや本質に学び、厳格な秩序の中で人づくりを実施し、祭りの開催・運営のみならず、子どもの教育や地域福祉を見据えた取組を展開するなど、多世代・多分野にわたる地域活性化に大きく貢献した功績。

・全国の歴史有る大祭をモデルとするため、視察・研修を繰り返し行い、その仕組みの特に優れた部分を忠実にならって再現し、「日本の祭り」に学んだコミュニティの再生・共生を目的として活動している。
・取組を推進するための強固な組織を構成し、今の時代とは逆行するような厳格な秩序の中での人づくりを実施している。幹部教育が徹底していることから、振興会に所属する地域の若手人材を鍛え、その他の地域活動の核となる人物を輩出する組織へと発展している。
・振興会が祭りの準備・当日運営にあたる中で、女性のみで構成される「お方の会」が自然発生的に発足し、祭り参加者の食事の手配等を行っているほか、地域の幅広い世代の女性が集まることから、若い母親の子育て相談の場にもなるなど、子育て支援の場としても活用されている。
・大規模な祭りにも関わらず、神輿の修繕や掃除、太鼓や行灯の制作など、できることは全て自分たちで実施する手作りの祭りとなっており、自分たちの「まち」を自分たちでつくるという共通意識のもと、団結して取り組んでいる。
・祭り当日は、総勢１，３００名の地域住民が運営にあたり、県内外から３万５千人以上の見物客が訪れ、地域経済の活性化に寄与している。
・祭り以外の取組として、年間１７のイベントを実施し、昔ながらの行事を掘り起こし、地元の子どもたちを巻き込み、その意味を掘り下げながら活動の幅を広げている。

・宮崎観光コンベンション協会観光功労賞（Ｈ２６）
・第３２回宮崎銀行ふるさと振興助成事業地域振興部門受賞（Ｈ２６）など