将来にわたって子育てができる持続可能な地域づくりを目指し、放課後子ども教室における地域ぐるみでの次世代育成や、伝統芸能の継承による地域の誇りの醸成を図るとともに、自然を活かした体験型観光や地元ブランド米・農産加工品の開発等による地域雇用の創出などに取り組み、地域活性化に貢献している。

平成14年度から任意団体として川を活用した自然体験活動を行ってきており、特定非営利活動法人立ち上げ後は、さらに活動の幅を広げ各種事業を継続して展開している。

過疎地域においては雇用が最大の課題であり、新たな産業誘致・起業が非常に難しい中、将来、子どもたちが五ヶ瀬に帰ってこられるようにとの切なる思いから、農林業に付加価値を付けることが近道としてミネラル分の多い地域の米のブランド化や農産物の加工・販売などに取り組んでいる。

持続可能な地域づくりを目指すという観点から、放課後子ども教室、環境保全、地域特産品の開発など、活動の幅を広げており、今後も広がりが期待される。

公民館や役場を巻き込んだ鞍岡地域づくり協議会を立ち上げ、伝統のお祭りの盛り上げや伝統芸能の承継・復活、新たな祭りの創造などに取り組んでおり、地域に対する自信や誇りの醸成につながっている。

放課後子ども教室は、他地域に波及したほか、自然体験ツアーも人気が定着、ブランド米や農産加工品も少しずつ販路を広げ、生業づくりの芽となっており、地域活性化に貢献している。

エコツーリズム大賞・特別賞（平成22年）